水菜の栄養価
水菜は京都で古くから作られていた京野菜の一種で、京菜とも呼ばれています。
クセの無い味や食感が受け、最近になって他の地方でも多く食べられるようになってきました。
水菜は鉄分やカルシウムを多く含んだ、栄養面にも優れた野菜です。
鉄分は酸素を体の隅々まで運ぶ役割もつヘモグロビンを作り出すのに欠かせない栄養素です。
鉄分が不足すると貧血となり、疲れやすくなったり、立ちくらみやめまいなどを起こしたりしますので、予防のためには鉄分は不可欠な栄養素です。
また、カルシウムも骨や歯の成分となる以外にも、筋肉の収縮を助けたり、ストレスを抑たりといった効果がある栄養素であります。
日本人は特にこの鉄分やカルシウムが不足しやすいといわれていますので、水菜を多く取り入れることによって、改善させていくことができるのではないでしょうか。
水菜は、「水」菜といわれるだけあって、水分を多く含んだ野菜です。
この水分が蒸発してしまうと、鮮度が一気に落ちてしまいますので、保存の際にはたっぷりの水につけてから、湿らせた新聞紙でくるんでポリ袋に入れるなど、保湿を充分に気を使う必要があります。
軽く茹でてから冷凍保存するのもよいようです。
・水菜の主な栄養価(100g中)
エネルギー 25kcal
タンパク質 2.9g
脂質 0.1g
炭水化物 4.7g
ナトリウム 7g
カリウム 400mg
マグネシウム 23mg
カルシウム 110mg
鉄 1.0mg
ビタミンA 190μgRE
ビタミンB1 0.11mg
ビタミンB2 0.23mg
ビタミンC 88mg
ビタミンD 0.0μg
ビタミンE 0.9mg
食物繊維 2.8g