ふきのとうの栄養価
ふきのとうは春先に食べることのできる山菜です。
昔から、春の山菜には冬の間に体に貯まった老廃物を排出する働きがあると言われているように、ふきのとうはビタミンやミネラルを多く含んだ野菜です。
栄養的にふきのとうはふきよりも優れています。
βカロチンやビタミンB群、C、E、Kなど、ほとんどのビタミンがふきの数倍から十倍以上含まれています。
また、カリウムやカルシウム、マグネシウムやリンといったミネラルも実に豊富に含まれています。
更に、ふきやふきのとう特有のにがみや香りにもそれぞれ働きがあります。
にがみはクロロゲン酸というポリフェノールの一種の成分です。
クロロゲン酸は抗酸化作用のある成分で、老化やガンにたいして予防するといった働きがあります。
また、香りには咳止めや喉の炎症を抑えるといった効果や食欲増進といったがあるとされています。
ふきのとうを料理する際にはまず、ふきのとうの外側の皮を一枚はがし、根本などの黒くなっている部分を取り除きます。
アクが出ますので、水などにつけながら作業するとよいと思います。
その後は天ぷらにしたり、油炒めや、刻んでふき味噌にしたりと、春の風味を色々な料理で楽しんでください。
・ふきのとうの主な栄養価(100g中)
エネルギー 43kcal
タンパク質 2.5g
脂質 0.1g
炭水化物 10.0g
ナトリウム 4g
カリウム 740mg
マグネシウム 49mg
カルシウム 61mg
鉄 1.3mg
ビタミンA 33μgRE
ビタミンB1 0.10mg
ビタミンB2 0.17mg
ビタミンC 14mg
ビタミンD 0.0μg
ビタミンE 3.3mg
食物繊維 6.4g