パプリカの栄養価
パプリカはピーマンと同じ唐辛子の仲間の野菜であり、ピーマンと同じような形をしていますが、ピーマンよりも大型で、肉厚の果実となり、にがみが無く甘みの強い野菜です。 パプリカには赤や黄色をはじめ、オレンジや緑、白、茶色、黒と8種類もの種類があります。 一般的に良く見るのは赤や黄色のパプリカだと思います。 色によって若干栄養素が異なるのもパプリカの特徴です。 赤と黄色のパプリカを比較すると、大きく異なるのがビタミンAです。 肌や粘膜を丈夫にし、抗酸化作用や免疫力を高め、抵抗力を付けてくれる効果や目の疲れを癒してくれる効果のあるビタミンAの含有量は赤いパプリカが88μgRE(マイクログラム/レチノール当量)であるのに比べ、黄色いパプリカの含有量は17μgREとなっています。 また、ビタミンB2も赤が0.14mgであるのに対し黄色は0.03mgです。 このように赤いパプリカの方が栄養面では優れていますが、黄色いパプリカも充分な栄養素を含んでいますので、料理の彩りを添えるという意味で使う場合であれば、お好きな方を選んでしまっても良いのではないかと思います。 パプリカを購入する際には全体的に濃い色をしていて、表面にハリやツヤがあるものが鮮度がよいです。 生のままサラダなどにつかったり、炒め物などにしたりすると、色合いも華やかになりますのでお勧めです。 ・パプリカ(赤)の主な栄養価(100g中) エネルギー 30kcal タンパク質 1.0g 脂質 0.2g 炭水化物 7.2g ナトリウム 0g カリウム 210mg マグネシウム 10mg カルシウム 7mg 鉄 0.4mg ビタミンA 88μgRE ビタミンB1 0.06mg ビタミンB2 0.14mg ビタミンC 170mg ビタミンD 0.0μg ビタミンE 4.4mg 食物繊維 1.6g