みょうが(茗荷)の栄養価
みょうが(茗荷)の栄養価
みょうが(茗荷)は薬味として主に用いられている野菜です。
みょうがに含まれる栄養素は、ビタミンB1やB2、カリウム、食物繊維などです。
ビタミンB群は糖質や脂質の代謝を盛んにして、抵抗力を付けるといった効果があります。
カリウムは塩分の排出を助け、利尿作用をもたらしますので、高血圧の予防ともなります。
また、体内の水分量を調節するといった働きもありますので、むくみに対しても効果的です。
そして、食物繊維は腸の洗浄作用があるため、高血圧や動脈硬化の大敵であるコレステロールを抑え、便秘を改善するといった働きがあります。
その上、みょうがは水分を多く含むため低カロリーですので、こういった成分の働きとあわせると、生活習慣病やダイエットにも適しているといえると思います。
また、みょうがは食べると物忘れがひどくなるといった言い伝えもありますが、逆にみょうがの香りには集中力を高める効果があるそうです。
更に、解毒効果や発汗させ、熱を下げるといった効果、生理不順や更年期障害によいといった薬効もあるそうです。
みょうがにはアクが含まれていますので、調理の際に水にさらしますが、あまり長時間つけておくと薬効成分が水に流れ出してしまいますので、水にさらすのは短時間とするほうが良いようです。
・みょうが(茗荷)の主な栄養価(100g中)
エネルギー 12kcal
タンパク質 0.9g
脂質 0.1g
炭水化物 2.6g
ナトリウム 1g
カリウム 210mg
マグネシウム 30mg
カルシウム 25mg
鉄 0.5mg
ビタミンA 3μgRE
ビタミンB1 0.05mg
ビタミンB2 0.05mg
ビタミンC 2mg
ビタミンD 0.0μg
ビタミンE 0.2mg
食物繊維 2.1g
もやしの栄養価
もやしの栄養価
もやしは「もやしっ子」という言葉に連想されるように、栄養価の低い野菜だと思われるかもしれませんが、最近話題となっているスプラウト野菜の先駆けともいえる野菜であり、意外にも含まれている栄養価は高い野菜です。
もやしは豆類のスプラウト野菜です。
もやしの元となっているのは、大豆や緑豆、ブラックマッペ(毛蔓小豆(ケツルアズキ))などで、スーパーなどで安く売られているもやしのほとんどがブラックマッペもやしです。
もやしにはビタミンCやアミラーゼが多く含まれています。
ビタミンCにはウイルスに対抗する抵抗力をつけたり、肌を美しく保ったりする効果があります。
活性酵素の活躍も抑えることができますので、ガンの予防にも役立つ栄養素です。
アミラーゼは糖質などの消化助け、胃や腸の機能を整えてくれるといった働きがあります。
また、もやしは水耕栽培にて、完全無農薬で栽培されているようです。
普通の畑で栽培されているものではないので有機野菜との表示はできないそうなのですが、農薬への心配がいらないので、軽い洗浄をしただけで食すことができるそうです。
もやしを歯ごたえ良く調理するポイントは茹でた後、冷水にとらないということだそうです。
短時間でさっと茹でたもやしでも、冷水に取ってしまうと水分が浸透してしまい、歯ごたえが損なわれます。
ボールやバットなどに広げて冷やすようにすると良いようです。
・もやし(ブラックマッペ)の主な栄養価(100g中)
エネルギー 15kcal
タンパク質 2.0g
脂質 0.0g
炭水化物 2.7g
ナトリウム 6g
カリウム 71mg
マグネシウム 11mg
カルシウム 15mg
鉄 0.4mg
ビタミンA 0μgRE
ビタミンB1 0.04mg
ビタミンB2 0.06mg
ビタミンC 11mg
ビタミンD 0.0μg
ビタミンE 0.1mg
食物繊維 1.4g
ラディッシュ(二十日大根)の栄養価
ラディッシュ(二十日大根)の栄養価
ラディッシュは二十日大根とも呼ばれる大根の仲間の野菜ですので、含まれている栄養素も非常に似ています。
大根に含まれているアミラーゼやジアスターなどの消化酵素はラディッシュにも含まれています。
アミラーゼやジアスターは食べ物の消化を助け、胃腸の働きを促すといった効果があります。
また、硫化アリルという消化を促す作用のある成分も含まれており、大根と同じように消化作用に優れた野菜となっています。
ラディッシュにはウイルスに対抗する抵抗力をつけたり、肌を美しく保ったりする効果があるビタミンCが豊富に含まれています。
ビタミンCが不足すると、骨や筋肉が弱くなってしまったり、風邪などへの抵抗力が低下してしまったりします。
水溶性ビタミンですので、過剰に摂取した分は体外に尿として排出されますから、過剰摂取の心配はいりません。
積極的に取り入れるようにしたいものです。
ラディッシュはその成長の早さから二十日大根と呼ばれるほど、収穫までの期間が短い、栽培しやすい野菜です。
地中に果実ができますので、10ンチ程度の深さをとることができるということが必要となりますが、それほど環境を選びませんので、ベランダにて小型のプランターで栽培するといったこともできます。
自家製の野菜は味も格別ですので、チャレンジしてみるのも良いかもしれません。
・ラディッシュ(二十日大根)の主な栄養価(100g中)
エネルギー 15kcal
タンパク質 0.8g
脂質 0.1g
炭水化物 3.1g
ナトリウム 8g
カリウム 220mg
マグネシウム 11mg
カルシウム 21mg
鉄 0.3mg
ビタミンA 0μgRE
ビタミンB1 0.02mg
ビタミンB2 0.02mg
ビタミンC 12mg
ビタミンD 0.0μg
ビタミンE 0.0mg
食物繊維 1.2g
レタスの栄養価
レタスはみずみずしい食感を楽しむ野菜です。
レタスの95%は水分ですから、そのみずみずしさもうなずけます。
しかし、ビタミンやミネラル、食物繊維といった栄養素も充分に含まれています。
レタスにはカリウムが多く含まれています。
カリウムはナトリウム、つまり塩分の排出を助け、利尿作用をもたらしますので、高血圧の予防ともなります。
また、体内の水分量を調節するといった働きもありますので、むくみに対しても効果的です。
カリウムが不足すると、不整脈、心不全、排尿困難といった症状を起こす場合もありますので、充分に摂取するようにしたいものです。
また、レタスには葉酸も多く含まれています。
葉酸はビタミンBの一種で動脈硬化や貧血、ガンの予防や神経細胞の働きを維持させるといった効果があります。
また、妊娠初期に葉酸が不足すると、胎児が病気になりやすくなったり、流産の危険があったりすることなどから、葉酸は特に妊娠されている方にとっては欠かせない栄養素となっています。
更に、レタスには神経を静める効果があるともいわれていますので、ハリのいい、新鮮なレタスをたくさん食べるようにしたいものですね。
・レタスの主な栄養価(100g中)
エネルギー 12kcal
タンパク質 0.6g
脂質 0.1g
炭水化物 2.8g
ナトリウム 2g
カリウム 200mg
マグネシウム 8mg
カルシウム 19mg
鉄 0.3mg
ビタミンA 20μgRE
ビタミンB1 0.05mg
ビタミンB2 0.03mg
ビタミンC 5mg
ビタミンD 0.0μg
ビタミンE 0.3mg
食物繊維 1.1g
レンコンの栄養価
レンコン(れんこん)はその歯ごたえのとおり、食物繊維を多く含む野菜です。
食物繊維は腸の洗浄作用があるため、高血圧や動脈硬化の大敵であるコレステロールを抑え、便秘を改善するといった働きがあります。
また、レンコンのネバネバはムチンという成分によるものです。
ムチンは納豆などにも含まれる成分で、脂質やタンパク質の消化を助けるといった効果がありますので、胸焼けや胃もたれに対して効果的です。
更に、レンコンにはビタミンCも多く含まれています。
ビタミンCにはウイルスに対抗する抵抗力をつけたり、肌を美しく保ったりする効果があります。
活性酵素の活躍も抑えることができますので、ガンの予防にも役立つ栄養素です。
不足すると骨や筋肉が弱くなってしまったり、風邪などへの抵抗力が低下してしまったりします。
水溶性ビタミンですので、過剰に摂取した分は体外に尿として排出されますから、過剰摂取の心配はいりません。
積極的に取り入れるようにしたい栄養素です。
レンコンは本来クリーム色をした野菜です。
真っ白なレンコンは漂白された可能性が高いので、避けた方が良いと思います。
アクが強いため、空気に触れると変色してしまいますので、酢水などにつけておくと良いでしょう。
茹ですぎると、レンコンのせっかくの歯ごたえが無くなってしまいますので、茹ですぎには注意してください。
・レンコン(れんこん)の主な栄養価(100g中)
エネルギー 66kcal
タンパク質 1.9g
脂質 0.1g
炭水化物 15.5g
ナトリウム 24g
カリウム 440mg
マグネシウム 16mg
カルシウム 20mg
鉄 0.5mg
ビタミンA 0μgRE
ビタミンB1 0.10mg
ビタミンB2 0.01mg
ビタミンC 48mg
ビタミンD 0.0μg
ビタミンE 0.6mg
食物繊維 2.0g